芸能人の葬儀

葬儀で公開された、田中好子さんお別れの肉声テープ

2018年06月12日 14時00分

田中さんが亡くなったのは2011年4月21日。東日本大震災の直後のことでした。田中さんは生前、この未曾有の大惨事に心を痛められていました。
 
葬儀・告別式では、参列者へのサプライズとなる、田中好子生前の声が披露されました。
 
こんにちは、田中好子です。
 
今日は3月29日。東日本大震災から2週間経ちました。
被災された皆様のことを思うと、心が破裂するような… 破裂するように痛み
ただただ、亡くなられた方々のご冥福をお祈りするばかりです。
 
私も一生懸命、病気と闘ってきましたが、もしかすると負けてしまうかもしれません。
でもその時は必ず、天国で被災された方のお役に立ちたいと思います。
それが私の務めと思っています。
 
今日お集まり頂いている皆様にお礼を伝えたくて、このテープを託します。
 
キャンディーズでデビューして以来、本当に長い間、御世話になりました。
幸せな、幸せな人生でした。
心の底から感謝しています。
 
特に蘭さん、美樹さん ありがとう
二人が大好きでした。
 
映画にもっと出たかった。テレビでもっと演じたかった。もっともっと女優を続けたかった。
お礼の言葉をいつまでも、いつまでも皆様に伝えたいのですが、息苦しくなってきました。
 
いつの日か、義妹・夏目雅子のように支えてくださった皆様に社会に少しでも恩返しができるように復活したいと思っています。
 
カズさん よろしくね。
その日まで、さようなら。
 
自身が大病と戦う中、震災の被害者を気遣い、寄り添い、弱さを見せながらも自分の役割を全うしたいという気持ちが伝わります。そして自身の死後は、義理の妹である故夏目雅子さん(夫の妹)のように、病気を通して社会貢献をしたいとの意思が伝わる内容でした。
 
出棺の際は、キャンディーズのデビュー曲「あなたに夢中」が流される中、田中さんのイメージカラー・ブルーの紙テープがファンにより投げ入れられました。伝説のキャンディーズ解散コンサートの時のような「スーちゃん」コールに見送られ、田中さんは旅立っていきました。